雨の彩翔亭でハスに出会う|好奇心が次の季節を連れてくる

庭園・公園・植物園

2024年6月30日、所沢航空記念公園を訪れました。目的のひとつは、公園内にある茶室「彩翔亭」です。日本庭園を眺めながら抹茶と和菓子をいただける場所で、この日はあいにくの雨でした。

けれど、今振り返るとこの日は私にとって少し特別な日だったように思います。もしかすると、この日がハスに強く惹かれ始めた最初の日だったのかもしれません。

雨の庭を眺めながら

彩翔亭では庭を眺めながら季節の和菓子をいただけます。
雨の日の庭には独特の静けさがあります。茶道を学んでから、こうした時間が以前より好きになりました。晴れの日の美しさもありますが、雨の日には雨の日の美しさがあります。

アジサイ

梅雨の終わりを告げるように咲くアジサイ。名所ではなくても、雨に濡れた姿は十分に魅力的です。

モッコク

庭木として知られるモッコク。

小さな花は目立ちませんが、近づいて観察すると繊細な美しさがあります。

リョウブ

白い花が穂状に咲くリョウブ。初夏から夏へ向かう季節を感じさせてくれる木です。

雨に濡れた緑との組み合わせが印象的でした。

ハス

この日、一番心に残ったのはハスでした。それまでも名前は知っていました。

蓮根は好きですし、以前タイでハスの種をあちこちで見かけたこともあります。また、本でハスについて読んだこともありました。けれど、この日見たハスにはなぜか強く心を惹かれました。

雨の中で咲く姿。

水辺との調和。

そして、これから夏が始まるという季節感。いろいろな要素が重なったのかもしれません。

好奇心は次の季節へ続く

この翌年の2025年。私は新宿御苑や弘前城植物園、不忍池へハスを見に行きました。

ただ、不忍池は朝に行くことができませんでした。ハスは早朝に花を開きます。

だからこそ、「次は朝に見たい」という新しい好奇心が生まれました。植物観察の面白いところは、興味を持ったその年に見られるものもあれば、翌年まで待たなければならないものもあることです。

開花時期を逃したら、次は一年後。でも私はその時間が嫌いではありません。

むしろ楽しみです。来年の自分への宿題のようだからです。

 

 

いつまでもあると思うな好奇心

私のモットーのひとつに、

「いつまでもあると思うな好奇心」

があります。

好奇心が生まれたら、できるだけ早くその対象に会いに行く。調べる。観察する。体験する。

好奇心は永遠には続きません。

だからこそ大切にしたいと思っています。ただ、私の好奇心の対象は季節性のあるものが多い。

そのため、どうしても一年待たなければならないことがあります。けれど、その待つ時間もまた楽しいものです。

2026年の目標

2024年の彩翔亭。2025年の新宿御苑、弘前城植物園、不忍池。

そして2026年。今年は必ず不忍池を朝に訪れようと思っています。

早朝に開くハスの花を見たい。その好奇心は、まだ続いています。

振り返れば、その始まりは雨の日の彩翔亭だったのかもしれません。

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