7月は暑さが厳しくなり、植物観察には少し厳しい季節という印象があります。
しかし、実際に外を歩いてみると、水辺ではハスが咲き、森では小さな花や実が姿を見せ、夏ならではの植物との出会いがあります。
これまで7月に訪れた東京、埼玉、静岡、青森などの場所で観察した植物を振り返りながら、夏の植物記録としてまとめました。 (都道府県別で他の季節も探したい方はこちら)
この記事は、これからも毎年少しずつ植物を追加しながら、「7月の植物図鑑」として育てていきたいと思います。
7月に咲く花
ハス
観察場所:上野・不忍池
7月を代表する花の一つ、ハス。2026年7月には不忍池を訪れました。
朝9時10分頃の観察では、咲いている花もありましたが、すでに半分ほど閉じ始めている花も多く見られました。早朝に大きく開くハスの姿は、夏の朝ならではの美しさがあります。

ネムノキ
観察場所:さいたま緑の森博物館
ふわふわとした淡いピンク色の花が印象的なネムノキ。昔から日本人に親しまれてきた夏の木で、夕方になると葉を閉じる姿から「眠る木」とも呼ばれています。

アガパンサス
観察場所:東京の公園など
梅雨の終わり頃から夏にかけて、美しい白や青紫色の花を咲かせます。暑い季節にも涼しげな印象を与えてくれる植物です。

ミソハギ
水辺で見られる夏の花。細長い茎の先に紫色の花を咲かせ、夏の湿地を彩ります。

ユリ
夏の植物観察で出会うと嬉しい花の一つ。大きく華やかな花だけでなく、野に咲くユリの姿にも魅力があります。

キキョウ
夏の七草の一つとしても知られるキキョウ。青紫色の花は、日本の夏らしい風情を感じさせます。

ザクロ
赤く特徴的な花を咲かせるザクロ。秋の実だけでなく、夏の花の時期にも観察したい植物です。
場所によっては花が終わり、実になっているところも

クサギ
夏に白い花を咲かせるクサギ。名前の印象とは違い、花はとても美しく、甘い香りを感じることもあります。

ヤブミョウガ・ソクズ・ヌマトラノオ
観察場所:自然教育園
夏の林や湿地では、目立つ花だけではなく、足元に咲く小さな植物にも多く出会えます。植物観察を始めた頃、これらの植物との出会いが夏の自然の豊かさを教えてくれました。

アカメガシワ
観察場所:さいたま緑の森博物館
新芽の赤色が特徴的なアカメガシワですが、夏には花を咲かせます。
普段は葉に注目する植物も、花の時期に訪れると新しい発見があります。

7月に見られる実
イヌビワ
観察場所:柿田川公園
夏には小さな実をつけるイヌビワ。一見すると果実のようですが、イチジクの仲間で独特な形をしています。

エノキの実
観察場所:さいたま緑の森博物館
小さな実をつけるエノキ。国蝶オオムラサキの食樹としても知られる樹木です。

ゴンズイの実
観察場所:自然教育園など
夏から秋にかけて変化していく実。赤く色づく姿が印象的な植物です。

エゴノキ
初夏に花を咲かせ、その後かわいらしい実をつけます。サポニンも含むので、水と振ると泡がでます。

ソヨゴ
7月はまだ緑ですが寒くなると赤い実が印象的な樹木。季節の変化を感じられる植物です。
東京のビルによく植えられています。表参道のビルの合間の緑化でよく見かけます。

ニワトコ
青森で観察したので、関東ではもっと早くに赤く色づくかも?
三内丸山遺跡ではニワトコのお酒が造られていたとかいなかったとか。

オニグルミ
青森・奥入瀬などで観察。新宿御苑や北品川公園でも観察できます。大きな葉と特徴的な実が印象的でした。

トチノキ
大きな葉と実が特徴的な樹木。

サンゴジュ・モチノキ
夏の緑の中で実を見つけると、秋への季節の移ろいを感じます。
ダイオウショウの松ぼっくり
大きく存在感のある松ぼっくり。
植物観察では、花だけでなく木の実にも面白さがあります。

青森で出会った植物
ドロノキ
観察場所:奥入瀬渓流
東北の自然の中で印象に残った樹木。
関東にも分布しますが、奥入瀬のような環境で見ると、その土地らしさを感じます。

アサダ
観察場所:奥入瀬渓流
冷温帯の山地に多く見られる樹木。青森の豊かな森林環境の中で出会いました。

7月に歩いた植物観察スポット
- 上野・不忍池(ハス)
- 自然教育園(夏の草花)
- 日比谷公園(都市の植物)
- 品川神社(神社の樹木)
- 品川シーズンテラス(都市緑化)
- さいたま緑の森博物館(里山)
- 柿田川公園(湧水と植物)
- 三嶋大社(歴史ある樹木)
- 寿楽園(庭園と樹木)
- 願成就院(ご神木)
- 奥入瀬渓流(三内丸山を含む青森の自然)
まとめ
7月は暑さのため、植物観察には向いていないと思っていた時期もありました。
しかし、実際に歩いてみると、水辺にはハス、森には小さな花や実、庭園には歴史ある樹木など、場所ごとに違った夏の表情を見ることができました。
植物観察を続けることで、以前なら気づかなかった小さな花や実にも目が向くようになりました。
これからも季節ごとの植物との出会いを記録しながら、日本の四季の変化を残していきたいと思います。

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