6月に見つけた花は秋にも会える|季節を追いかける植物観察

毎月の植物

以前、「6月に見つけるとうれしくなる花たち」という記事を書きました。

クチナシの白い花やザクロの鮮やかな花を見ると、梅雨の季節にも小さな楽しみがあることを感じます。

植物観察を始めてから気づいたのですが、花を見つけたらそこで終わりではありません。

同じ植物をその後も観察していると、秋には実をつけたり、冬にはまた違った姿を見せたりします。

今回は、6月に見つけた花たちがその後どのように変化するのかをご紹介します。

クチナシ

梅雨の頃、甘い香りと真っ白な花で楽しませてくれるクチナシ。雨の日でも遠くから目を引く花です。

 

花が終わると、秋には橙色の実が残ります。おせち料理の栗きんとんや、たくあんの色付けにも利用されることで知られています。花だけでなく実にも役割があることを知ると、植物が少し身近に感じられます。

ザクロ

鮮やかなオレンジ色の花は、梅雨空の下でもひときわ目立ちます。

秋になると、あの花が赤い果実へと変わります。花と実を見比べると、同じ植物とは思えないほど印象が変わります。

ナンテン

初夏に咲く白い花は意外と目立ちません。

植物観察をしていて初めて気づいたという人も多いかもしれません。

11月ころになると赤い実が目を引くようになります。お正月飾りや縁起物として親しまれるナンテンですが、その始まりはこの小さな白い花です。

コムラサキ

淡い紫色の小さな花。

近づいて見ないと気づかないほど控えめです。

秋になると鮮やかな紫色の実をたくさんつけます。

花も実も美しい植物ですが、一般には実の方が有名かもしれません。

植物観察は「追いかける」と面白い

植物図鑑を見ると、植物は花の写真で紹介されることが多くあります。

しかし実際の植物は、一年を通して姿を変えています。

6月の花。

秋の実。

冬の枝。

同じ植物でも季節ごとにまったく違う表情を見せてくれます。

気になった植物をひとつ見つけたら、その後も時々見に行ってみる。

それだけで植物観察はぐっと面白くなります。

おわりに

以前は花が咲いている時期だけを見ていました。けれど植物観察を続けるうちに、その後の変化にも目が向くようになりました。

6月に見つけた花が秋には実になり、冬にはまた違う姿になる。そんな季節のつながりを感じられることも、植物観察の魅力のひとつだと思います。

もし気になる花を見つけたら、その後の季節にもぜひ会いに行ってみてください。

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