庭園・公園・植物園

エッセイ

桜は満開、ツツジはまだ——日比谷公園で見た春の時間差

春は、一斉に訪れるものだと思っていた。桜が咲けば春で、ツツジが咲けばさらに春が深まる。そういう、段階的でありながらも、どこか連続したイメージを持っていた。けれど、実際の公園を歩いてみると、その認識は簡単に崩れる。2026年3月末、日比谷公園...
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2025年3月|新宿御苑の桜の外側にある春

3月の新宿御苑は、どうしても桜に目が向きます。けれど少し視線を外すと、別の春が静かに進んでいました。今回は、桜以外の植物に目を向けて観察してみます。先に咲く樹木の花(上を見る春)黄色の流れサンシュユヤマブキ ハチジョウキブシトサミズキ アブ...
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4月に見つけたい植物|枝に咲く春の花(ミツバツツジ・ユキヤナギ・コデマリ)

4月になると、街の景色が少し変わります。桜が終わる頃、枝いっぱいに小さな花を咲かせる植物が目立ち始めます。紫の花で山を染めるミツバツツジ。雪のように枝に咲くユキヤナギ。丸い花が連なるコデマリ。どれも派手な花ではありませんが、よく見ると枝の形...
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桃の節句の桃を観察してみる|邪気を払う花と春の始まり

桃の節句に飾った桃を観察してみる3月3日は桃の節句。今年も雛人形のそばに桃の枝を飾りました。改めて近くで見ると、桃の花はとても整った形をしています。丸みのある花びら、濃い桃色、細く伸びるおしべ。梅とも桜とも違う、少し艶やかな春の花です。梅よ...
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2026年2月❘北野天満宮の梅苑

二月の京都。訪れたのは、北野天満宮の梅まつりである。今年は梅の写真を撮らないつもりだったが、結局、数枚だけ撮った。北野天満宮の梅まつりとは北野天満宮では2026年2月1日〜5月24日まで、梅苑「花の庭」が公開されている。梅の枝にかけられたイ...
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ここ5年間の梅の花分析

梅という花が好きになったきっかけは何だったのだろうか。大学卒業後にペン習字を習った時に、「梅見月」という言葉を知ってなんと美しい言葉なんだろうと感動したことを覚えている。それから、寒いだけと思っていた2月が好きになった。「好きとは何なんだろ...
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2月に探したい植物

——咲く前、早すぎる、寒すぎる年間の植物スケジュールでは、2月といえば梅と沈丁花を書いた。白や紅の花がほころび、香りが先に春を連れてくる。そのことに異論はない。それでも、2月を歩いていると、それには載らない植物たちが、どうしても気になってし...
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2026年1月|神代植物公園|初春の花達

神代植物公園について神代植物公園は、武蔵野の自然を背景に、多様な植物を体系的に観察できる都立植物園である。園内では四季に応じた植物展示やイベントが行われ、2月からは梅まつりや椿まつりの開催も予定されている。園の概要については、東京都の公式発...
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ムクロジとセンダンの実の違い|見分け方を写真で解説

先日、友人家族と植物観察をしていたら、この時期、ムクロジとセンダンの実が似ていて見分けがつかないと言われました。そこで、私なりに違いを考えていきたいと思います。「似ている」と言われる理由ムクロジとセンダン。どちらも秋から冬にかけて、丸い実が...
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2024年1月 上野牡丹園を訪ねて|寒ボタンと冬の植物たち

2024年1月、冬とは思えないほど穏やかな日差しの中で、上野東照宮ぼたん苑(通称・上野牡丹園)を訪れました。この時期に咲く寒ボタンをはじめ、ミツマタ、ロウバイ、梅の蕾、そして春の七草の姿まで写真に収めることができました。冬の植物観察としても...