2026年7月|静岡・沼津・三島・伊豆で植物観察|柿田川公園・三嶋大社・寿楽園・願成就院を巡る

毎月の植物

7月に静岡県の沼津・三島・伊豆を訪れ、各地で植物観察を楽しみました。

今回巡ったのは、柿田川公園、三嶋大社、寿楽園、願成就院。それぞれで異なる植物や風景に出会い、関東とは少し違う季節の進み具合も感じられる旅となりました。

柿田川公園|湧水の森で見つけたイヌビワとマンリョウ

日本三大清流の一つとして知られる柿田川公園では、豊かな樹林の中を歩きながら植物を観察しました。

印象に残ったのは、枝いっぱいに実を付けたイヌビワです。まだ熟す前の実がたくさん付き、この時期ならではの姿を見ることができました。

また、足元ではマンリョウの花も咲いていました。冬には赤い実が目を引く植物ですが、夏に小さな白い花を咲かせている姿を見る機会は意外と少なく、新鮮な発見でした。

2607 静岡 マンリョウ

三嶋大社|珍しい三葉松に出会う

三嶋大社では、境内に植えられた三葉松を観察しました。

2607 静岡 三葉松

一般的な松は2本または5本の葉を持ちますが、三葉松はその名の通り3本の葉を付ける珍しい松です。神社の歴史ある空間の中で見ると、その存在感がより際立って感じられました。

 

寿楽園|庭園と樹木が織りなす美しい景色

寿楽園では、庭園を彩る樹木や建築をゆっくりと楽しみました。

園内ではナギと思われる木や、大きく育ったコウヨウザンを観察することができました。

 

また、桜御殿と梅御殿では、見事な床柱にも目を奪われます。建物の美しさだけでなく、どのような樹木が使われているのかを想像しながら見るのも楽しい時間でした。

庭園では数種類のユリが咲き、ミズナラにはまだ小さな実が付き始めていました。秋にはどんぐりとなる実が、これから少しずつ成長していく様子を思い浮かべることができます。

 

願成就院|ご神木と出会う

願成就院では、立派なご神木が印象に残りました。

葉の形はアセビによく似ていますが、私がこれまで見てきたアセビとは比べものにならないほど背が高く、本当にアセビなのだろうかと首をかしげました。

樹種は特定できませんでしたが、寺院の静かな雰囲気とともに、長い年月を生きてきた大木の存在感を感じました。植物の名前を調べる楽しみも、植物観察の魅力の一つだと改めて思います。

*国宝の運慶の初期の仏像を見ることが出来ました。現存する運慶の作品の中で奈良の円成寺での大日如来の次くらいに作られたと推測されています。確かに東大寺南大門の金剛力士像とは少し違った静けさや線の細さが見て取れました。私は結構好きです。

静岡では一足早く夏が始まっていました

旅の途中で印象的だったのは、アブラゼミの鳴き声です。

関東ではまだ本格的に鳴き始める前の時期でしたが、静岡ではすでに夏本番を思わせる賑やかな声が響いていました。同じ7月でも地域によって季節の進み方が異なることを、植物だけでなく昆虫からも感じることができました。

まとめ

今回の旅では、湧水の森、神社、日本庭園、そして寺院と、それぞれ異なる環境で植物を観察することができました。

イヌビワやマンリョウの花、珍しい三葉松、コウヨウザン、ミズナラの幼い実、ご神木など、多くの植物との出会いがあり、静岡の自然の豊かさを改めて実感しました。

同じ夏でも地域によって見られる植物や季節の表情は少しずつ異なります。これからも各地を歩きながら、その土地ならではの植物や季節の移ろいを観察していきたいと思います。

 

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