毎月の植物

庭園・公園・植物園

GWの九州で出会った藤の花|佐賀・熊本で見た山藤と藤棚の風景

5月の九州を歩いていると、ときどき遠くの山に紫色が浮かんで見えることがあります。近づいてみると、それは木々に絡みながら咲く藤でした。2024年と2026年のGW、佐賀と熊本でいくつもの藤の花に出会いました。整えられた藤棚もあれば、山の中で自...
毎月の植物

初夏に多い白い花たち|似ているようで違う、その現れ方

桜の季節が過ぎると、街の色は一度落ち着き、やがて新緑が広がっていきます。その中で、ふと気づくことがあります。やけに「白い花」が多い。あちらにも、こちらにも。低い場所にも、高い木の上にも。同じように見えて、でもどこか違う白が、街の中に点在して...
毎月の植物

春なのに紅葉?4月に見つけた「赤い葉」の正体

4月の街は、桜の淡いピンクから一気に瑞々しい新緑へと塗り替えられていきます。けれど、そんな中でふと視線を向けると、春なのに、秋かと見まがうような「赤」が目に飛び込んでくることがあります。秋の紅葉(こうよう)とは違う、春にだけ現れる特別な「紅...
庭園・公園・植物園

2024年4月23日|日比谷公園 ~満開のツツジ~

出せていなかった記事がある。それは、2024年4月23日の日比谷公園でのツツジ観察レポートだ。2026年の今ごろから咲き始めるであろう。見つけた9種のツツジ桜が終わってしまったが、ツツジの艶やかな風景が広がる。日比谷公園には30種ほどのツツ...
エッセイ

桜は満開、ツツジはまだ——日比谷公園で見た春の時間差

春は、一斉に訪れるものだと思っていた。桜が咲けば春で、ツツジが咲けばさらに春が深まる。そういう、段階的でありながらも、どこか連続したイメージを持っていた。けれど、実際の公園を歩いてみると、その認識は簡単に崩れる。2026年3月末、日比谷公園...
エッセイ

なぜ目の前の桜に気づかなかったのか

オフィスの前に、大きな桜の木がありました。自動ドアを出ると真正面、10メートルほど先。視界にしっかり入る場所に、立派なソメイヨシノが毎年咲いていたはずです。それでも、10年前の私は、その桜をほとんど認識していませんでした。思い出せるのは、年...
庭園・公園・植物園

2025年3月|新宿御苑の桜の外側にある春

3月の新宿御苑は、どうしても桜に目が向きます。けれど少し視線を外すと、別の春が静かに進んでいました。今回は、桜以外の植物に目を向けて観察してみます。先に咲く樹木の花(上を見る春)黄色の流れサンシュユヤマブキ ハチジョウキブシトサミズキ アブ...
毎月の植物

初春の黄色い花

ここ数年、樹木観察をしていて気づいたのが、初春と呼ばれる冬から春にかけては黄色い花が多いような気がします。初春に黄色い花は多いのか (チャッピー)結論から言うと、「初春に黄色い花が多い」のは偶然ではなく、植物と昆虫の関係(受粉)と環境条件に...
庭園・公園・植物園

4月に見つけたい植物|枝に咲く春の花(ミツバツツジ・ユキヤナギ・コデマリ)

4月になると、街の景色が少し変わります。桜が終わる頃、枝いっぱいに小さな花を咲かせる植物が目立ち始めます。紫の花で山を染めるミツバツツジ。雪のように枝に咲くユキヤナギ。丸い花が連なるコデマリ。どれも派手な花ではありませんが、よく見ると枝の形...
庭園・公園・植物園

桃の節句の桃を観察してみる|邪気を払う花と春の始まり

桃の節句に飾った桃を観察してみる3月3日は桃の節句。今年も雛人形のそばに桃の枝を飾りました。改めて近くで見ると、桃の花はとても整った形をしています。丸みのある花びら、濃い桃色、細く伸びるおしべ。梅とも桜とも違う、少し艶やかな春の花です。梅よ...