植物×芸術

エッセイ

『二百十日』を読んで気づいた、植物で季節を読む感覚|夏目漱石と阿蘇の秋

私ごとだが、2026年は夏目漱石の本を読むことを目標にしている。その中で読んだ『二百十日』は、熊本県阿蘇を舞台にした作品だ。読んでいて、自分自身の変化に驚いたことがある。以前の自分は、小説に植物の名前が出てきても、ほとんど読み流していた。け...
エッセイ

2026年4月❘松江・出雲の植物観察|不昧公の茶と古事記に触れる旅

旅先で植物を見るとき、その土地の「手つき」が見えてくる。2026年4月、松江市と出雲市を歩いた。神話の舞台として語られることの多い土地だが、実際に目に入ってくるのは、むしろ人の手が長く関わってきた植物の風景だった。まず印象に残ったのは、松の...
庭園・公園・植物園

2026年2月❘北野天満宮の梅苑

二月の京都。訪れたのは、北野天満宮の梅まつりである。今年は梅の写真を撮らないつもりだったが、結局、数枚だけ撮った。北野天満宮の梅まつりとは北野天満宮では2026年2月1日〜5月24日まで、梅苑「花の庭」が公開されている。梅の枝にかけられたイ...
植物×歴史

お能と樹木

*2025年1月に投稿した記事に奈良旅行の際の影向の松を実際に見てきたので、写真と説明を追記しました。こんにちは。先日、能と狂言を観賞して参りました。解説・字幕・質問コーナーありのホールでの開催で、初心者としては大変分かりやすく、正式(?)...
庭園・公園・植物園

🍁まっかな秋|歌に出てくる“ツタ”と“モミジ”のおはなし(親子で読む自然図鑑)

♪「まっかな秋」って、どんな景色?秋になると幼稚園でもよく歌われる童謡「まっかな秋」。歌の中には、まっかだな まっかだなツタの葉っぱが まっかだなというフレーズが出てきますね。今日はこの「ツタ」と「モミジ」について、親子で楽しめる自然のお話...
庭園・公園・植物園

2025年10月|東京国立博物館でお月見と植物観察を

中秋の名月は過ぎてしまいましたが、澄んだ秋の空に輝くお月様を見、時代をさかのぼってみませんか。日本ではお月見が大変に楽しまれていたことが、東博のコレクションにて実感できます。館内ではちょうど「お月見」や「秋の茶の湯」にまつわる展示が並び、茶...
植物×芸術

NEWoMan高輪の植物空間を歩く

🌆 夜の緑を歩く ― NEWoMan高輪NEWoMan高輪の18・19階に潜入してきました。夜の時間帯に足を踏み入れると、そこはまるで“屋内の森”のようでした。照明は抑えられ、木々の影が壁に柔らかく映り、植物名を知るよりも先に、その空気の深...
庭園・公園・植物園

三十二候 蓮始開| 7月の蓮を見に行こう

梅雨明けのころ、水辺に広がる蓮池。早朝、静かに咲くハスの花を見に行きたくなる季節がやってきました。2025年7月12日は三十二候の「ハス始めて開く」です。この記事では、ハスの特徴や観察スポット、和歌とのつながりまで、7月に楽しめる「蓮」の魅...
庭園・公園・植物園

東京国立博物館で植物観察|名品と草花の対話を楽しむ

東京・上野にある東京国立博物館(東博)。日本最古の博物館として知られ、国宝や重要文化財を多数収蔵していますが、館内の美術品だけでなく、敷地内に広がる庭園や植栽にも注目したいところです。本記事では、美術鑑賞と植物観察が交差する体験をご紹介しま...
植物×歴史

静けさに包まれる初夏の寺|薬師寺と唐招提寺、緑と花の記録

5月の奈良。初夏の陽気に包まれた唐招提寺と薬師寺を歩いてきました。鑑真和上に関係する白いお花、ケイカ、そして薬師寺の鮮やかな伽藍とボタン…。写真とともに、新緑の季節を感じる散策レポートをお届けします。基本情報唐招提寺(とうしょうだいじ)公式...