こんにちは。2月中旬の新宿御苑の梅や桜の開花情報をお届けしたいと思います。
例年より、ウメの開花は遅いかと存じます。
ウメとサクラの開花情報
ウメは1分咲き
ほんの一部3~4割咲いている種もありますが、全体的に1分咲きでした。
日本庭園に植わっている玉牡丹という種は3~4割咲いていました。
去年の2024.1.31でもっと見ごろでした。
サクラは見ごろのものと蕾がほころんでいるものも
サツマカンザクラはもうすぐ満開といったところでしょうか。メジロもたくさんきており、大変のどかで素晴らしい絵でした。
カワヅザクラとカンピザクラは見ての通り、蕾がほころぶかどうかといったところ。
コブクザクラやジュウガツザクラはまばらでした。
初春の黄色い花達
ロウバイ
名残のソシンロウバイとロウバイです。
ほのかに香りもあり、爽やかで華やかな気持ちに。
フクジュソウ
新宿門にほど近い場所と、楽羽亭の近くでフクジュソウが見られます。
先月は蕾のようなものが見えるかといったところでしたが、しっかりと黄色い花を見ることが出来ました。
サンシュユ
サンシュユが見たかったのですが、黄色い蕾が見えるのみ。もう少し待ちましょう。
様々な花
二ホンズイセンとスイセン’ペーパーホワイト’は見ごろでした。
E9周辺のジンチョウゲは蕾がはっきりと見えました。顔を近づけるとほのかにいい香りが。咲くのが楽しみですね。
この時期だけの樹形観察
この時期、葉が綺麗に落ち、樹形がしっかり観察できます。まだまだ樹形だけで判断するのは難しいですが、ちょっとづつつかめてきました。
ハクモクレン
去年、ハクモクレンとコブシを観察して、ハクモクレンの樹形は血管のように広がっていることを掴みました。そして今年は、ハクモクレンの冬芽の方が大きいことを発見!コブシの冬芽は2~4センチですが、ハクモクレンは5~8センチくらいあり、よりふっくらしています。
シデコブシ
その他の樹形
カジノキ、イイギリ、センダン
イイギリは横に伸びますね。
センダンは枝先についている実と下に落ちていた実で判断できました。幹は縦にさけている認識でしたが、分かりづらかったです。
キリ、ミズキ、トチノキ
キリは、枝先の実?で、ミズキは三本づつ同じ高さから枝が伸びている点で分かります。
トチノキは意外な樹形でした。ケヤキのように上に上に伸びているんですね。ただ、ケヤキよりも枝が太め。
オニグルミ、イチョウの幹、イチョウの枝の先端
オニグルミは幽霊が出てきそうな枝ぶり(どんなん?
イチョウの幹はユリノキに似ていましたが、冬芽が違ったのと下にイチョウの葉が落ちていたので判断できました。枝先が白っぽいのが今回の発見でした。
ユリノキ、シダレザクラ
その他
アブラチャンの冬芽。早く黄色い花を咲かせないかなぁ。
ユズリハは落葉樹の中で目立ちますね。綺麗な緑と葉柄の赤が素敵。
この木は何だ?
ハチジョウキブシは葉が全て落ちており、ユリノキの近くでおそらくラクウショウの葉と実が落ちていた、分からない赤い冬芽。
最後に
母と子の森の立ち入り禁止エリアが解かれており、キリの木などを観察でき楽しかったです。
例年より遅いウメの開花。今年はどこでウメを観察しようか迷っていて、行動が遅い私には吉報でした。
今回、ツバキを取り損ねたのが残念でなりません。
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