こんにちは。先週、新宿御苑に行ってまいりましたが、紅葉は少し始まった程度でした。
今年は、過去最高に暑かったからか、すでに葉が散っていたり、茶色がかっていたりと心配になります。紅葉が美しく見られるのもあと数十年かもしれませんね。
焼け石に水であったとしても、少し環境に配慮した行動をしようと思います。まずは、しっかり分別から?
*以下の文章内に出てくるN5やE9などは新宿御苑内の標識番号になります。
サザンカ
待ってました!サザンカ!
街路樹になっていたりするサザンカは美しいと感じないのですが、里山やより自然に近いところに咲いているおそらく園芸種じゃないサザンカはなんと、なんと楚々として可憐で美しいのでしょうか。
ラクウショウの林を抜けた、N8~W5の道にたくさん咲いていました。蕾のものもありましたので、まだまだ長く楽しめると思います。
ツバキ
かなり早めに咲いてくれたのでしょう、1輪だけ椿が見られました。
ぼちぼち咲いて、冬の間楽しませてください。
つらつら椿~♡
チャノキ
こちらも上記2種と同じツバキ科の茶の木。たわわに咲いておりました。
藤原道長は糖尿病になった際、健康飲料として茶を飲んでいたと記録に残っています。
寒くなってきましたので、朝から日本茶を一杯飲むのもいいかもしれません。
実
この時期に見られる、通称「デカパン」のミツバツツジの実、イヌビワの何とも言えぬ美しい色に実った実、ウツギの不思議な実
ムラサキシキブにカリンの実、たわわなナンテンの実。
ご存じ、難を転ずると言われるナンテンの実。旧御涼亭の入り口近くにありました。
もうすぐ赤く色づくであろう、万両、
漢方になるサンシュユの実、サカキの実。
植物に興味を持つ前に比べると、実を見て何の実か分かるようになり非常に楽しいです。
サンシュユの実は干すと滋養強壮、冷え性に効くと、なんと三世紀から伝わっているそうです。
『金匱要略』より
タラヨウの実も色づいてきました。
E9近くのキンモクセイの裏側に生えています。
紅葉の状況
11月中旬時点で、まだモミジは青々としており、イチョウが少々黄色になり始めていました。
ラクウショウとメタセコイヤも少々。
ユリノキはイイ感じにオレンジになってきましたねぇ。
ユリノキの下で寝っ転がっていると、葉っぱがくるくると落ちてきてとても落ち着きます。
右の写真は新宿門から入ってN5辺りの右に生えていて、今までユリノキと気づきませんでした。
かえり花 のんびりや
季節を間違えるのも無理はない、変な気候が続く昨今、かえり花たちがたくさん見られました。
まずは、ツツジちゃん。こちらは道端でも見られますね。
ハナカイドウ
江戸時代に中国から渡来したとされている樹木で、春に淡紅色の花が枝先から垂れ下がって咲く姿が妖艶だとして、中国では「睡花」の異名を持ちます。玄宗が楊貴妃を読んだ際、眠りから覚め切らない様子が艶やかで美しかったのを、この花に例えた故事にちなみます。
確かに艶やかでしっとりしていました。そんな狂い咲きの花を見つけられて幸せです。
日本庭園内にたくさん植わっていましたので、是非見つけてみてください。カワイイ実も見られました。
私のお気に入り
お花
ツワブキ、キミガヨラン、コウテイダリア
黄色に白に紫でよい。椿やサザンカもいいけれど、寒い中美しい花を咲かせる花達はみんな気高く美しくカッコいい。(春に咲かせる花達はかわ賢い。語彙力をつけていきます!)
葉
モッコクの葉柄の赤色がたまらなく好き。緑と赤の二色がクリスマスカラーには見えないこの感じがたまりません。
ホオノキの葉の大きいことよ。大きいだけで正義。
タムケヤマと名付けられたカエデというだけで風情があります。
この度は 幣もとりあえず 田向山 モミジの錦 神のまにまに 菅原道真というだけで賢そう・・・
最後に
ほぼ毎月行っているにも8月からしかまとめていなかった新宿御苑。
過去の分も含め、また今後も更新していきたいと思います。
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