こんにちは。
今週、今年最後の新宿御苑に行って参りました。今年は紅葉が遅いようで、まだまだ紅葉が見られましたよ。12月28日(土)までは開館しているようですよ。
紅葉
新宿門の対奥にモミジ山がありますので、そちらに行くととてもきれいです。
イチョウもどこかしこで黄色く染まっておりました。
ラクウショウとメタセコイヤの紅葉は、海外に迷い込んだかのようです。
クヌギやイイギリ、イタヤカエデでしょうか。
落葉しかけている樹木と、奥のイチョウとモミジ、そして常緑樹のハーモニーがたまりません。
ツタ?か何かがモミジを渡っていて、その上に赤い落ち葉がかかっています。自然の芸術です。
この赤のマフラーが欲しいですね。オオモミジかな?
ドウダンツツジ、5月くらいに表参道やらオシャレなカフェに活けられますが、秋は燃えるように美しいのです。街路樹としてもよく植わっていますが、適当に伐採されて紅葉が見られないこともしばしば。後ろのメタセコイヤがカッコいいですね。
カエデの田向山。壮観。
モミジバフウ?と勘違いしそうですが、なんか違うのは、イタヤカエデ(鋸歯なし)。鋸歯(葉のぎざぎざ)の有無で見分けがつきますが、モミジバフウの方がより図形のような正確な形で、イタヤカエデは不ぞろいな感じがします。日本っぽい。
赤の葉はオオモミジと推測します。イロハモミジならもっと葉が細い。
サザンカと椿と桜と、、、
1か月前とまた少し違ったサザンカちゃんがお目見えしておりました。
こちらのピンクのサザンカは実際見るとはっとさせてくれる美しさ。緑の艶葉とか弱い繊細なピンクの花びらと、、、その対比が好き。
右は寒椿。少し咲いていました。パット見た感じ葉もそこまで大きくないのでサザンカかと。表示に寒椿とありました。
ジュウガツザクラ、コフクザクラ、ヒマラヤザクラ
つーんとしたこの寒い時期に咲く君たちが好きよ。
スイセンのペーパーホワイトはまだ少しだけ咲いていました。来月が見頃ですかね。
実と蕾
毎月愛でている子たちを紹介しましょう。
タイサンボクの実のあと?とハクモクレンの芽ですね。もふもふもふもふ。あったかそうですね。
コブシも同じようなもふもふな芽をしていますが、今回はなし。
エノキの実と葉
カンレンボクの実の跡。(覚えてる?https://herborist-snt.com/wp-content/uploads/2024/09/IMG_1839-225×300.jpeg こんなお花みたいだったものが欠けてこうなったの)
ハチジョウキブシの?
モミジバフウの実はツンツン
イイギリちゃーーーーん♡
この季節になると存在感を増すイイギリです。
葉は大きくて黄色くて可愛いし、葉柄が赤いし、上を見ればなんか高いと頃に赤い実が見えるしで可愛いです。素敵です。6月の花の時期はだいたい他の木に隠れて全容が見えず、地面に落ちた花でイイギリの存在を知るのです。そんな奥ゆかしい(?)樹木です。
枝が横に伸びる幼稚園児の描きそうな感じがまたよろし。
ユリノキ
葉は散ってしまいましたね。しかし実ののこりがついているのですよ。
さぁ冬になるとそれが更に精鋭化されて、冬の空を背景に見るあなたの雄姿を見るのを楽しみにしています。
最後に
緑いっぱいだった新宿御苑も紅葉を終え冬支度に入ろうとしています。
冬支度を体感しに行ってはいかがでしょうか。それから春を迎えると、蝋梅や梅や桜の華やかさを違った形で受け取ることが出来ます。それは日本にいるからこそできる最高の贅沢の一つだと考えています。師走とか年度末とか人間界の忙しなさは忘れて、樹木たちの四季に注目するのはいかがでしょうか。
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