植物×歴史

庭園・公園・植物園

七十二候 菊花開|新宿御苑の菊花壇展と、秋に出会ったさまざまな菊

秋が深まり、菊の花が美しく咲く季節になりました。七十二候では、寒露の末候にあたる時期を「菊花開(きくのはなひらく)」といいます。文字どおり、菊の花が開く頃という意味です。2026年は10月13日がそれに当たります。菊と聞いて思い浮かべるのは...
植物×歴史

9月の芭蕉をたどる旅で植物観察|象潟・羽黒山・鳥海山で見つけた秋の草花

9月の連休に、山形・秋田を旅しました。今回の旅の主な目的は、植物を見ることではありません。松尾芭蕉の「おくのほそ道」をたどり、特に象潟を訪れること。そして、象潟の蚶満寺を訪ねることでした。ところが、植物を探すつもりがなくても、旅先ではやっぱ...
庭園・公園・植物園

8月の日光市街で植物観察③|日光東照宮周辺で出会った植物

奥日光から日光市街地へ奥日光で植物を見た翌日は、日光東照宮へ。2泊3日の旅の最終日は、前日までとは少し違う場所を歩きました。龍頭の滝から赤沼、小田代原、戦場ヶ原と歩いてきた奥日光は、涼しい森や湿原の中を歩く時間が中心でした。それに対して、日...
エッセイ

ツユクサを見つけて、夏の終わりを感じた|「月草」と呼ばれた青い花

ここ数年、私は8月の中旬以降にツユクサが旺盛なのを目にする機会が多く、色だけで真夏のイメージだったツユクサの意味合いが変わった。なぜか「夏の終わり」を感じます。まだ暑さは残っている。夏が終わったわけでもない。それなのに、この青い花を見ると、...
植物×子育て

8月の日光で植物観察⓪|奥日光から日光東照宮まで、2泊3日で出会った植物

8月の日光へ、植物を探しに8月、日光へ2泊3日の植物観察旅行に出かけました。東京では一年の中でも特に暑さが厳しい時期ですが、標高の高い奥日光まで来ると、空気が変わります。気温はなんと23度で、一番散策するのに適した気温でした。今回歩いたのは...
庭園・公園・植物園

鎌倉の6月を歩く|寺と庭で出会った季節の植物たち

はじめに2023年6月10日、鎌倉駅から浄明寺方面へ歩き、浄明寺、報国寺、杉本寺を巡りました。鎌倉といえばアジサイの名所として知られていますが、今回は長谷寺や明月院には足を運びませんでした。それでも道沿いや寺の庭では、初夏を彩るさまざまな植...
エッセイ

2026年4月❘松江・出雲の植物観察|不昧公の茶と古事記に触れる旅

旅先で植物を見るとき、その土地の「手つき」が見えてくる。2026年4月、松江市と出雲市を歩いた。神話の舞台として語られることの多い土地だが、実際に目に入ってくるのは、むしろ人の手が長く関わってきた植物の風景だった。まず印象に残ったのは、松の...
庭園・公園・植物園

桃の節句の桃を観察してみる|邪気を払う花と春の始まり

桃の節句に飾った桃を観察してみる3月3日は桃の節句。今年も雛人形のそばに桃の枝を飾りました。改めて近くで見ると、桃の花はとても整った形をしています。丸みのある花びら、濃い桃色、細く伸びるおしべ。梅とも桜とも違う、少し艶やかな春の花です。梅よ...
植物×歴史

2026年1月|宮城での植物観察

年末年始に、宮城旅行に行ってきました。そこで出会った植物レポートをしたいと思います。土地の時間は、植物の年齢に刻まれている宮城で植物を見ていると、「何が植えられているか」よりも、「いつからそこにあるのか」が気になってくる。震災を経た土地では...
植物×歴史

六十七候 芹乃栄|正月が終わったあとの身体と七草

2026年1月6日の芹乃栄(せりすなわちさかう)という七十二候は、年末年始に宮城県でセリ鍋を頂いて実感が湧いたので、ここ数年の芹についてや派生して七草についてもまとめたいと思う。貴方の近くのスーパーでも芹が売っていたら、ちょっと思い出してみ...