こんにちは。去年の行った奈良の良さが忘れられず、正倉院展もあったので行ってまいりました。
去年は藤原宮に行き、香久山を背景に持統天皇の和歌を詠じ、今年は平城京で小野老のあをによしを堪能してきました。
平城宮跡歴史公園とは
平城京は、今から1300年ほど前に、現在の奈良市につくられた都です。平城京を中心に、律令国家としてのしくみが完成し、天平文化が花開きました。平城京を中心とした74年間は、奈良時代と呼ばれています。
平城京の中心は、政治・儀式の場である大極殿・朝堂院、天皇のすまいである内裏、役所の日常的業務を行う官衙や宴会を行う庭園など、都を治める官公庁が集まった平城宮でした。東西・南北ともに1 kmの東側に、東西250m,南北750mの張り出し部を持つ平城宮の周りには大垣がめぐらされ、朱雀門をはじめ12の門が置かれました。平城宮に入ることができたのは、皇族や貴族、役人や使用人など、ごく限られた人々でした。
現在、特別史跡として、世界遺産を構成するひとつとして、だれもが自由に散策を楽しめる平城宮跡。奈良時代の姿を思い浮かべながら、歴史のロマンを感じ取ってください。
小野妹子の子孫である小野老
「あをによし 奈良の都は 咲く花の におうがごとく 今さかりなり」
おそらく、梅の季節に詠まれたので、季節は違いましたが、藤原宮よりも大きく、より海外からの様々な文化が入ってきたことが伺えました。
東院庭園とは
平城宮の東に位置する庭園で、日本庭園の原型とも言われています。
想像する日本庭園とは異なり、唐の影響を多分に受けているため中国的でした。
その庭園内には、実際発掘された植物が植えられているそうで、興奮しました。
そちらを紹介していきたいと思います。
東院庭園の植物たち
ムラサキシキブ、ウメ、イロハモミジ
ミツバツツジ、シダレヤナギ、シャシャンボ
アカマツ、スモモ、ススキ、カキツバタ
ヒサカキ、イヌツゲ、シラカシ、イチイガシ
ハギ、カラタチ、ツバキ
写真を撮り損ねましたが、ヤマザクラ、モモもありました。
これらの植物が、当時から存在していたと思うと感慨深いです。
伺った日が雨でしたので、あまり綺麗に撮れませんでしたが、季節ごとに美しい風景が見られると思います。
おまけ
平城宮を周る際は、広すぎますので全力でレンタサイクル等をお薦めします。
JRの鈴木亮平さんも平城宮の写真では自転車に乗っていました。
それぞれの施設を歩いて見ていくと少なくとも3~4時間はかかると思います。
最後に
今の日本庭園にも見られる築山だそうです。
1300年以上も昔から、海外に学び、取り入れてきたのだと感動します。
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