8月の日比谷公園 ~実りの気配~

庭園・公園・植物園

こんにちは。
日比谷公園に行ってきました。工事が終わり、噴水から綺麗に日比谷公会堂が見えますね。
7月に美しかった百合の季節も終わり、今年も暑さ厳しかったからか花はなかなか見つけられませんでしたが、実りの気配が感じられました。

8月、暑い日は続きますが、日比谷公園に行かれたら上を見上げ実りの走りを見つけてみてはいかがでしょうか。そのヒントになれば嬉しいです。

過去の日比谷公園の記事

 

実り・・・たまにお花

かもめの広場

西幸門の方にあるかもめ広場には、四十七都道府県や市の県木・市木が植わっていました。

 長崎県の県木が「ヒノキ」だとは知らなかったです。一番植林されている木とのこと。ヒノキの実がついていました。

音楽堂の周り

ヒマラヤスギの大きい実が出来ていました。これらがシダーローズといわれる綺麗な松ぼっくりになるんですよね。冬になるのが楽しみです。

少し入ったところには、ハナズオウの実が見られました。マメ科にふさわしい実ですね。

雲形池・遊具周辺

アベマキの実も見つけました。クヌギの実のようにもじゃもじゃしているものが枝に!早く秋にならないかしら。どんぐり拾いが楽しそう。
遊具近くにあったのは、シナノキ。(ボダイジュかもですが・・・)実が垂れ下がっていました。
そして、イチョウ。銀杏がたわわに実っていました。まだ葉が緑なのに、実が黄色で目立ちました。

また、プラタナスで知られるスズカケノキも実をつけていました。
新宿御苑のプラタナス並木も素敵ですが、こちらでもたくさん観察できそうですね。

   

松本楼周辺

シナマンサクの実とユズリハの実

10月や11月のイメージでしたが、すでに実をつけているんですね。
私は結果を急ぐあまり、何事にもプロセスがあって、準備があることを忘れてしまうので、植物の1年を観察していると、実をつけるには前もっての準備があって、多数の実は熟す前に落ちてしまったり、アスファルトの上に落ちたり結実しても次の命にはつながらないことが分かり、たんたんと数をこなすこと・続けることの大切さを教えられます。

ノシラン。こちらも新宿御苑同様たくさん見られました。
公園全体にヤブミョウガ、そして松本楼の周りにはヤブラン、そして桔梗が少しまだ咲いていました。

*こちらは7月の状態。

第一花壇周辺

花壇ではアメリカデイゴ。新宿御苑ではもう終わりかけでしたが、こちらでは綺麗に咲いていました。

左は7月時点のサンゴジュ。1か月でしっかりと色づきました。
サンゴジュに関しては、どの実より早く色づくようですね。

  

おまけのグルメ

松本楼の2Fには行ったことがあるのですが、1Fは初めてでした。
ドラマ相棒のロケでもテラス席はよく使われますね。

そして、カレーとハヤシライスは絶品でした。西洋公園に西洋料理店。明治の当時はどんなにハイカラだったことでしょう。文化とはこうやって醸成していくのかなと想像したひと時でした。
夏目漱石や高村光太郎も楽しんでいたそうですね。

お子様ランチもあり、子供も口の周りを黒くしながらデミグラスソースを食べていました。

最後に

もう8月も後半になると、秋の気配があちらこちらに。実りの秋を先取りしてはいかがでしょうか。
寒い冬の前に新しい生命を残すための実りと考えると、毎年毎年が貴重ですね。

 

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