こんにちは。
サトザクラ満開の新宿御苑に行ってきました。もう蕾はなく、散るだけといった状況でした。
先月、蕾だった桜たちはどのような花をつけるのでしょうか。10種類のサクラの写真を共有します。心惹かれた人は是非、今週中に見に行ってください。
桜
まずは、いたるところで見られた桜から。
イチヨウ 一葉
東京の荒川堤から広まった品種です。品種名は雄しべが一本で下部が葉に変化する花が多いことだそうです。花が大きな八重咲品種の中では花期が早く、もう見ごろは過ぎているようで、たくさん散っていました。
カンザン 関山
こちらも東京の荒川堤から広まったと言われている栽培品種です。開きかけの花は塩漬けに加工し、サクラ湯の原料とされるそうです。イチヨウを見た後だとピンクが濃いのが分かります。
蕾は赤に近かったのに、開くと濃いピンクなんですね。
そして、黄色みかかった桜です。
ウコン 鬱金
新宿御苑内にはおそらく1本しかないようです。中の池のほとりにありました。
ギョイコウ 御衣黄
花弁に緑色の筋が入る花色で有名です。この花色を貴人が着用する衣服の色に見立てたものからこの名前が付けられました。シーボルトが持ち帰った江戸時代の標本も現存する主です。
フクロクジュ 福禄寿
立派なフクロクジュが風景式堰堤の南東端にあります。こちらは大変大きく枝も下がっているので、すぐ近くで花を観察することが出来ます。写真を撮りにたくさんの人が周りに集まっていました。
フゲンゾウ 普賢像
葉に変化した日本の雄しべから普賢菩薩が乗る白象を連想することによって名づけられました。花や若葉はシックな色調で落ち着いた印象があります。少し遅かったからか、ずいぶんと桃色に染まっていました。
花弁が多い桜です。
ケンロクエンキクザクラ 兼六園菊桜
世界一花弁が多い桜で、300枚以上に及ぶこともあるそうです。数えてみればよかったです。
バイゴジジュズカケザクラ 梅護寺数珠掛桜
上記のケンロクエンキクザクラよりも小ぶりで、集まって咲いているように見受けられました。
新宿御苑のみどころ春マップには載っていない桜たち。
ショウゲツ
花弁のふちの細かい鋸歯が目立つため、カーネーションの花を連想させます。
中央休憩所の東の東屋周辺で見つけました。
アマノガワ
こちらは、新宿門入ってすぐのヒマラヤシーダー脇に一本だけありました。
上向きに咲く桜で、香りもいいそうですが、気づかなかったです。
最後に
午後14時頃に伺ったのですが、午前中の方がいいと思います。桜の木全体を撮る際に、一番きれいな位置は逆光になってしまったためです。午前中だともっと映えると思います。
3月の観察と合わせ、マップに載っている20種のサクラの内、エドヒガンとチョウシュウヒザクラ以外は全て桜の花を観察できたようです。達成感がすごいです。
コメント