3歳児と吉野ケ里遺跡で歴史と植物について学んでみた

庭園・公園・植物園

3歳の子供と歴史を学びながら、その当時の植物についても学び、ついでに植物観察もしてみよう!
という欲張りな活動をしています。

「弥生時代」といえば、教科書にも出てくる吉野ケ里遺跡。
里帰りついでに佐賀県の吉野ケ里遺跡に足を運びました。

吉野ケ里遺跡について(子供と一緒の時のポイント)

吉野ヶ里歴史公園 (yoshinogari.jp) は佐賀市から車で15分ほどです。
GWの開園時間の9:00過ぎでもガラガラでその後も人はまばらでした。何より広いので、人が多少増えても気にならないと思います。また、東口の駐車場に停めると北墳丘墓や当時の暮らしの展示に近いと思います。

3歳の子どもでも東口から歩いて南内郭~北墳丘墓~倉と市~南の村~弥生くらし館など主要なところはめぐれました。園内バスもあるので上手く使ってください。

住居や見張り台にも入れますので、「昔の人の家だよ~」「ここから誰か襲ってこないか見てたんだよ~」と説明すると子どもも楽しそうにかくれんぼしていました。(話は聞いてない)

GWの時期だけできる子供を楽しませるポイントですが、スイバがそこら中に生えているので、それを2~3本加えさせておやつ代わりにしていました。あまり摂取しすぎるとおなかを壊す可能性もありますので、自己責任でお願いいたします。

CouleurによるPixabayからの画像

 

行くべきポイント 北墳丘墓

北墳丘墓では、2000年以上前の墓(古墳ではなく弥生時代は墳丘墓と言う)が見られます。これはもう文明があったと言ってもいいのではないかと思いました。そして、こんな前から身分の差があった事実を受け止めざるを得ませんでした。

吉野ケ里遺跡で植物観察

「古代の植物の森」があるのでそちらに伺いたかったのですが、1日では時間がなく、南半分の散策したところの植物をご紹介します。

弥生時代から蚕を飼っての絹生産が始まっていたため、蚕のエサの桑が見られました。
そのほかには、ソバ・大麦・麻なども栽培していたようです。

また、広場や道にはカシ・クリ・シイの木が見受けられ、花の季節でした。秋には大量のどんぐりが採集できることと想像します。縄文時代からこれらの木の実は食されていたことから、弥生時代も稲作と並行して採取していたものと考えられます。果実としては、桑の実、ヤマモモ、ヤマナシというものもありました。梅もありましたが、3世紀後半に中国から渡ってきたはずなので、弥生時代の終わり、またはそれよりも前に入ってきたと考えて植えられているのもかもしれません。佐賀は大陸に近いですからね。

クリ

ヤマモモ花 ヤマナシ

最後に

この年になって気づいたのですが、歴史を学ぼうとすると日本は樹木が必ずそこにあるということです。日本は「樹木」やそれを含む自然と密接なかかわりをしていることが分かります。寺や神社、遺跡、古墳等々、文化にもそれは色濃く反映されています。樹木を知る=日本を知る=自分を知ることにもなるのではないでしょうか。
今後も3歳児と歴史を学んでいきたい(3歳児は学んでないけど)と思いますので、「3歳児と行ける場所」と考えていただいて、参考にしていただければと思います。

 

おまけ (ご飯)

東口近くに併設されているレストランがあり、「弥生時代」を堪能できるメニューがあります。意外に美味しかったです。(失礼)子供用にうどんなどもありました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました