世界自然遺産・白神山地は、広大なブナ林と多様な植物、そして青池や日本キャニオンといった絶景が魅力です。今回は、実際に8月に訪れた際に観察した植物を、樹木・草花・つる植物・山野草といった分類ごとにご紹介します。森歩きの途中で出会える生命の息吹と、白神山地ならではの風景を写真とともにお楽しみください。
去年は奥入瀬に避暑に行き、とても気に入りました。
https://herborist-snt.com/oirase-in-july/
白神山地の樹木たち
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ブナ:白神山地の象徴的な樹木。樹冠が作る木漏れ日が美しい。
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サワグルミ:渓流沿いに多く、夏の緑葉が涼やか。
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キブシ:春に花、夏は緑葉が茂る低木。
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サクラ類:山桜やミヤマザクラなど。夏は葉姿が涼しげ。
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ミズキ:実が成りはじめました。
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イタヤカエデ・ハウチカエデ:秋の紅葉も有名だが、夏の青葉も見どころ。
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ホオノキ:大きな葉の落ち葉と実で上空にホオノキを発見できます。
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クリ:夏には青い実をつけ始める。
森を彩る草花・低木
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アカソ:赤みを帯びた茎が特徴。
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モミジガサ:若葉は山菜のシドケとしても知られる。
- ヨツバヒヨドリ:夏に白〜薄紫の花を咲かせ、アサギマダラが訪れる。
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ミズ(ウワバミソウ):清流沿いに多い山菜。
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ミヤマヤブタバコ:林床に群生。
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チゴユリ:小さく可憐な花が春〜初夏に。
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ヤグルマソウ:葉が車輪状に広がる涼やかな姿。
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ホツツジ:細かな白花が群れて咲く。
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キンミズヒキ:黄色い花穂が目を引く。
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ミヤマイラクサ:触れるとチクチクするが、姿は繊細。
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アマニュウ?:大型のセリ科植物で夏の森に存在感。
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ノブキ:秋に向けて実をつける。
つる植物・特異な植物
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ヤマブドウ:夏には青い実をつけ始める。
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クズ:盛夏には紫の花を咲かせる。
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ツチアケビ:菌類と共生する不思議な山野草。
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ナツエビネ:希少なラン科植物で森の宝石のような存在。
白神山地の絶景スポット
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青池:透明度の高い水と青く輝く湖面が神秘的。
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日本キャニオン:白い岩肌が印象的な渓谷。
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森歩きの途中に現れるブナ林のトンネル、苔むした倒木、渓流のせせらぎも見逃せません。
まとめ
白神山地は、樹木から草花、つる植物まで多彩な植物が共生する生命の宝庫です。夏の青々としたブナ林は歩くだけで涼しく、訪れるたびに新しい発見があります。絶景スポットとともに、季節ごとの植物観察を楽しんでみてください。
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