こんにちは。
久しぶりに皇居東御苑を散策してまいりました。
皇居東御苑について
旧江戸城の本丸・二の丸・三の丸の一部を国民が植物を楽しめるようにと配慮下さった昭和天皇、平成天皇のご発意によって皇居附属庭園として整備されたものです。
月曜・金曜日以外は入場でき、普段から解放されているイメージです。
詳しくは、皇居東御苑 – 宮内庁 (kunaicho.go.jp) よりご確認ください。
個人的に好きな3か所
1.果樹古品種園
10月初旬では、梨とリンゴとモモは名残の時期、柿が盛りを迎えようとしています。
冬に向かって、かんきつ類がたわわに実りだしていました。
江上ブンタン、ルイサンナシ、ギオンボウ
ドウジョウハチヤ、ゼンジマル?、コウサカリンゴ
和リンゴは小ぶりなんですよね。
以前、奈良県立万葉文化館に行った際に、万葉時代の市で果物や野菜を売っている情景の模型がありました。その際、リンゴや梨、ダイコンが小さかったのでミニチュアにしたのかと解説員の人に質問したら、今の果物や野菜が品種改良されたりして大きくなっただけで、もともとは小さいと教えていただきました。人間の浅ましさや強欲さを実感して、恥ずかしくなりました。ただ、品種改良された果物はおいしいので、そこは抗えないですね。。。
今、小さな実をつけている植物も、人間の好みにあった味であれば加食部分を大きくされる改良をされていくのかもしれません。
2.竹林
キンメイチク、キッコウチク、キンメイモウソウ
竹林ではありませんが、
楽部から汐海坂に入るところにクロチク、菖蒲田辺りにモウソウチクもあります。
キンメイチク(金明竹)は落語の演目にもなっており、寿限無よりも難しい難解な早口な上方言葉が出てきます。桃月庵白酒師匠の金明竹を聞いたとき、日本語なのか分からないけれどもとにかく耳に残る素敵な呪文のように聞こえ感動したのを覚えています。「古池や蛙飛び込む水の音」というところだけ聞き取れた覚えがありますね。是非、聞いてみてください。
3.季節の植物が楽しめる場所
梅林、桜、アジサイ、菖蒲園、秋の七草、茶畑など古来から親しまれてきた日本の植物を楽しむ場所がたくさんあります。
10月の今だと、二の丸休憩所前の秋の七草のススキ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウ・ハギが楽しめました。カワラナデシコは時期を過ぎ、葛はもう少し後でしょうか。
10月の植物
実
皇居の大手門前の街路樹にはエンジュが実をつけていました。
東御苑を入るとすぐに、カリンの実・エゴノキの実がお出迎えしてくれました。
ウメモドキの実も赤く色づき、タラヨウもオガタマノキも実をたわわに実らせていました。
雑木林の森ではキブシ、(写真はありませんが、コナラやクヌギといったどんぐりも)
ヤマツツジの実も見受けられました。
日本庭園の池のほとりにはネムノキの楚々とした今にも散りそうな葉と豆が。。。
秋の空となんとも合いますね。
花
バクチノキは青々とした葉とともに花をつけ、ヤマツツジもあちらこちらに見られました。
寒くなってきたところにジュウガツザクラとフユザクラのお目見え。
ウスギンモクセイ、シロバナマンジュシャゲが。
鹿児島県の木のカイコウズも一房美しく咲いていました。
日本庭園では、アサザとヒメコウホネが。
両方黄色の花ですが、比べてみると違いがよく分かります。
私の注目植物
1.カマツカ
諏訪の茶屋近くのベンチ裏に数本株立ちであったものです。
葉は倒卵形のため、コクサギかと思ったが、葉のつき方と実が違いました。
秋が深まると実は赤く、葉は黄色になるようです。
2.長野県の木、シラカバの木
嘘みたいに白い幹ですね。
おまけのグルメ
新丸ビル5Fのメキシコ料理店。
Molé TAQUERIA Y BAR(モーレ タケリア イ バル) – 株式会社HUGE(ヒュージ)| ENTERPRISE Huge Co., Ltd.
全体的にスパイシーでしたので、苦手な方は店員さんに控えめなメニューを聞くといいと思います。
テラス席もあり、陽もさしこむ明るい席でくつろげました。
友人とのおしゃべりに夢中で、料理の写真は撮り忘れましたが、おいしかったですし、ボリュームもありました。
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