探してみよう!植物観察年間スケジュール 初めの一歩

毎月の植物

草木が好きな人も、そうでもない人もぼ~っとしているとその植物の季節が過ぎてたりしませんか。そのために、見つけたら心がときめく植物の年間スケジュールを作ってみました。これを基にあなたのスケジュール帳にも気になる草木の名前を記載してみませんか。その月が来ると、その植物を探しに外に出てみましょう♪

今回は見つけやすいものを選出しているつもりです。周りを探してもなかったらコメントくださいませ。随時情報更新していきたいと思います。

4月は桜と菜の花

時期は前後しますが、4月には桜と菜の花のピンクと黄色のコントラストをよく見かけます。桜はよく写真を撮るかもしれませんが、菜の花もあっという間です。散歩道に生えていると思いますので、観察してみてください。虫が活発に動いているのを目にします。

桜と菜の花

5月は躑躅と紫蘭

4月から見られますが、5月には様々な躑躅が咲いているのではないでしょうか。それと公園やお庭に紫蘭もお目見えするのではないでしょうか。これから暑くなるなと予感させてくれる花々です。

白い躑躅

6月は紫陽花と

6月のイメージは紫陽花ではないでしょうか。アジサイと一口で言っても、様々な種類があります。
紫陽花の咲くお気に入りの場所を探しておいて、雨の日に散歩するのも一興だと思いませんか。

ガクアジサイ

7月と8月はサルスベリと向日葵
サルスベリ

hartono subagioによるPixabayからの画像

暑い7~8月はひとまとめに。どんなに暑くても咲いてくれるサルスベリと、元気をくれる色の向日葵。
実はサルスベリはオフィス街にも、素敵なカフェの前にも植えてあることが多いです。暑くても咲いている花を見つけて夏を乗り切りましょう。

9月は秋の七草のススキ

まだまだ暑い日が続きますが、心に効く「秋の七草」の時期がやってきました。
山上憶良の「萩の花尾花葛花なでしこの花おみなえしまた藤袴朝顔の花」歌から、萩、ススキ、葛、撫子の花、女郎花、藤袴、桔梗の7種のことです。秋の七草園は様々なところにあり、向島百花園・神代寺植物園などに行くと、秋の七草を見ながら和歌でも作ってみたい気になります。

一番見つけやすいのはススキだと思いますので、見つけてみましょう。

お月見

お月見

10月は金木犀とコスモス

側を通れば必ず香るオレンジ?黄色の花。10日ほどで散ってしまうので、見つけたら毎日香ってみてください。また、コスモスは秋を感じさせてくれますよね。

10月初旬のキンモクセイの花の咲き始めと、ウスギンモクセイの花を皇居東御苑にて発見しました。

11月はモミジの紅葉とどんぐり

11月に気温が下がりだすと、紅葉が見られます。公園や神社には必ずあると言ってもいいカエデ。緑から少しずつ黄色や赤に変わっていく様を観察しましょう。また同時期にはどんぐりがお目見えします。常緑でもさっとしているなぁという木こそ、どんぐりをつけてくれたりします。秋は、下を見ながら歩くのもおすすめです。地面にどんぐりを見つけたらその周りの木を観察するとどんぐりの木が見つかるかも。白樫、͡コナラが良く見つかると思います。

どんぐり 実紅葉

12月は山茶花と万両、千両

街はクリスマスシーズンですが、そんな中でも山茶花は咲いています。椿よりも早く咲きますし、花びらが落ちているのが特徴です。また、万両・千両は彩りが少ない冬の道を赤や黄色の実で華やかにしてくれます。こちらも神社や寺・お蕎麦屋さんのお庭などに見受けられると思います。

山茶花

1月は椿とスイセン

年が明けたら、椿とスイセンのお目見えです。山茶花か椿か見分けがつかない月だと思いますので、花びらだけ落ちているか、花ごと落ちているかで判断しましょう。スイセンはお庭や公園に咲いています。

2月は梅と沈丁花

ウメと沈丁花(じんちょうげ)は、彩りの少ない寒い2月には見つけやすいかと思います。目を凝らし、鼻をこらし?、目線より高めにある梅と腰くらいの高さにある沈丁花を探してみてはいかがでしょうか。冷たい済んだ空気の中で香る、この2つの花は何とも言えない幸せをもたらしてくれること間違いなしです。

3月は馬酔木とムラサキハナナ

3月は桜もちらほらあるのですが、あえて身近にあるのに見逃している馬酔木(あせび)をチョイスしてみました。それに、春の先駆けともいえる「ムラサキハナナ」です。

さて、いかがでしたでしょうか。必ず身の回りで見つけられる植物を中心に1年間まとめてみました。これをレベル1として、どんどんレベルを上げていけたらと思います。

とにかく、年中美しい植物を見れる日本にいます。ぜひ、一緒に植物の世界にのめり込んでいきましょう。美術館に行かずとも、芸術に触れている感覚を。

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