こんにちは。
すぐに終わってしまう、タイサンボクとホオノキの白い大きな花。
今年は両方新宿御苑で見つけられました。ホオノキは終わっているかもしれませんが、タイサンボクはまだ咲き初めでしたので、まだ見られると思います。
タイサンボクは街角でも見られるかと思います。
今回は、タイサンボクとホオノキについて解説していきたいと思います。両方大きな葉と大きな白い花という共通点がありますが、最初のころは見分けがつきませんでした。この記事を読めば見分けられるようになるかと思います。
花 (5月)
タイサンボクの花です。香りがすごくいいです。
ホオノキの花。中がグロいですが、こちらもまた違った香りがしました。*花ではなく葉から芳香がするようです。
タイサンボクとは
明治の初めに日本に渡ってきたもので、北アメリカ原産で、今では公園や庭園に植えられています。モクレン科の常緑樹です。
高いものでは20メートルに達する大木となり、葉も大きく、つやつやした革質(かくしつ)で、長さが20センチほどあります。葉のふちが内側に巻いているという特徴があります。常緑ですが、花のつく頃によく古い葉が落ちています。
ホオノキとは
日本の特産のモクレン科の落葉樹です。
万葉集にも 「わが夫子(せこ)が捧げて持てるホホガシワ あたかも似るか青き盃(きぬがき)」と詠まれています。当時ホオノキの葉は酒の盃に用いられていたことが分かります。ホオノキの葉は、皿として使われており、食べ物を盛る葉のことをカシワと呼んでいました。現在でもホオノキの葉で味噌や塩を包んだり赤飯を盛ったりしているところがあります。朴葉寿司(ほおばずし、ほうばずし)というのもあり、日本の中部地方・近畿地方の一部地域に伝わる郷土料理。岐阜県、長野県、奈良県などに見られる。
実 (9月)
両方、赤い実が出てくるはずだが、まだ熟してはいないようです。
ホオノキは実が見えなくても赤くなるようですね。
タイサンボク
ホオノキ
最後に
私は多くのモクレン科の花に心惹かれることに気づきました。芳香がそうさせるのか、どこか潔白を思わせる白い花を咲かせるものが多いからなのかは分かりません。
また、秋の実も見逃せません。また更新したいと思います。
参考図書
『牧野富太郎植物記5 木の花』
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