日経新聞と植物(4)

毎月の植物

2024年10月4日の記事に以下のものが

エステー、長野県山ノ内町などと連携協定 木の香り活用

エステーでの国内樹木活用事例

①北海道のトドマツ
農林水産省『消費者の部屋』でトドマツの枝葉を利用した「空気浄化剤」を特別展示 展示期間:2015年4月20日~5月1日 (st-c.co.jp)

②福井県のヒノキ
エステー株式会社 【2024年3月16日限定】北陸新幹線福井県延伸・ハピラインふくい開業記念 福井駅改札にて同県産ヒノキの香りのおもてなし (st-c.co.jp)

トドマツとヒノキ

・トドマツ
スギが生息できない北海道で建材などに使用されるモミの仲間。

・ヒノキ
福井県の県木は松。ヒノキも取れるのであろう。
素材生産量では、1位岡山、2位愛媛、3位熊本とのこと。

日本での樹木活用しての日用品

ここ最近、地方で樹木を使用した製品、アロマやコースターなどが増えてきているなと感じます。
例えば、
・熊本県では小国杉を活用した製品。
・静岡県の三保の松原では松のルームスプレーやバスソルト。こちらは、製品のクオリティが高く、リピートして購入しています。
・青森県では、お風呂に入れる用のヒバの木の玉やヒバアロマ、まな板。値段が安いのにクオリティは高いです。
・埼玉県川越市ではゴマあたり機 川越「そうび木のあとりえ」の商品は?アクセス方法は? (koedo.biz) こちらの使用されている樹木は地元のかは不明ですが、エンジュやサクラなどで作られていたので、それらの樹木が盛んな地域は協力するとよさそうですね。このゴマあたり機はかなり当りでした。ゴマをするのもお手入れも楽です。

これらは、中小企業や地方自治体が行っているため、製品数が少なかったり、流通網が整っていなかったりしますが、エステーという日本企業がある程度の規模を持って製品化してくれるのはとてもいいことだと思います。中川政七商店でも日本のアロマや器が多く販売されていますね。

そもそもの木材の用途は

住宅や建築物が多くを占め、その端材は割りばしなどに使用されており高リサイクル率であります。
よって、SDGsが流布しているから、残り1%まで活用せねばならないと考えるのも危険であるとも心に置いておくべきことだと感じました。

そう考えると、今回の商品も木材チップや割りばしなどにするよりも付加価値が高まるとの判断だったのかもしれません。無駄になっている端材を有効活用したと勝手に受け取っていました。

リサイクル=いいものという固定観念に気を付けて、今後もニュースに触れていきたいですね。

 

 

 

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