NHK大河ドラマの「光る君へ」では、文字を書くシーンが多く出てきます。また、渡辺大知さんが演じる藤原行成は書の達人で「三蹟*」のひとりに数えられると言われています。どんな字を書くのか現物を見たいと思いませんか。さすが、東京です。五島美術館で拝見することができました。お庭も好きで、且つ「光る君へ」を観て気にはなるけど、歴史もよく分からないという方は、五島美術館に行く前に以下を読んでいただければ、より楽しめるかと思います。
*平安中期の三人の能書家。また,その筆跡。小野道風・藤原佐理すけまさ・藤原行成。三賢。 Oxford Languages
五島美術館の王朝文化へのあこがれ
2024年4月6日(土)から5月6日(月)まで展示されております。
詳細は 現在の展覧会・イベント | 公益財団法人 五島美術館 (gotoh-museum.or.jp)
庭も美しく、落ち着いた方が来館されるという印象を持っています。数年前に伺った際に、数年前に道すがらマダムに1枚券が余ってしまったのでと譲っていただきました。上野毛駅から向かう方向で五島美術館に行く人だとわかるため、声をかけていただいたんだと思います。
どの「光る君へ」の登場人物と関係のある書が見られる?
藤原道長(柄本佑さん)、藤原行成(渡辺大知さん)、藤原公任(町田啓太さん)です。
また、字ではありませんが、紫式部であるまひろ(吉高由里子さん)が書いた源氏物語関連の巻物なども多数展示されています。
素人目に見ても、藤原行成の字はとても柔らかく美しいと感じました。複数点見られるので、より楽しめるかと思います。また三蹟の一人である小野道風の作品もご覧になれます。
この3名の書を見て、当時に思いを馳せるのも楽しいと思います。
五島美術館 庭園の植物たち in 4月
20分もあればぐるっと一周できます。また、私は、出口専用の春山荘門から出て二子玉川駅から帰りました。
最後に
いかがだったでしょうか。大河を観ている人で美しい庭も植物も好きな人ならぜひ訪れてほしいところです。
実際に現物を見るのは全く違います。紙の質感、筆の細かい動き、擦れなど。後にポストカードを買っても、もっと現物の方が素敵なのにと思ってしまいます。まるで我が子みたい。どんなに腕のいいカメラマンでも、解像度の高いカメラでも、ガラス越しの現物に勝るものはありません。
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